仕事
北海道の観光・ホテルで働く
北海道の観光は季節でかたちが変わります。夏だけ人が来る地域、冬だけ人が来る地域、そして一年を通して人が来る地域。この違いを知らずに仕事を選ぶと、数か月後に働く場所がなくなります。まず「通年か、季節か」から考えてください。
通年で働けるのは、二季ある地域
ニセコ町・倶知安町・留寿都村などのリゾート地域は、冬はスキー、夏はアウトドアやゴルフで人が動くため、通年の求人が出やすい地域です。留寿都村のルスツリゾートは全37コースを持ち、村の主要な雇用先になっています。
洞爺湖町や登別市のような温泉地も、季節を問わず宿泊需要があります。上川町は層雲峡温泉を抱え、大雪山国立公園の玄関口として通年で観光の仕事があります。
- 通年になりやすい:スキー場と夏のアクティビティが両立する地域、温泉地
- 冬に集中しやすい:スキー場中心の地域
- 夏に集中しやすい:花・岬・離島など、雪で閉じる観光資源が中心の地域
季節労働は、次の季節をどうするかまで設計する
積丹町や礼文町のように、夏に人が集中する地域では観光の仕事も夏に偏ります。礼文島は夏のトレッキング客が中心で、冬は仕事の性格が変わります。季節で入るなら、オフの数か月をどうするかを最初に決めておいてください。
選択肢は3つです。オフに別の職種(水産加工など)へ移る、冬のリゾート地へ移動する、通年雇用のある職場を最初から選ぶ。どれを選ぶかで、住まいの契約の仕方も変わります。
寮・社宅の有無で、手元に残る額が大きく変わる
リゾートの求人には寮つきが多く、住居費と光熱費を抑えられます。北海道の冬は暖房費がかさむため、光熱費込みかどうかは実質的な手取りに直結します。
とくにニセコ・倶知安エリアは近年の地価と家賃の上昇が大きく、自分で部屋を借りる前提だと生活費が想定を超えることがあります。求人票では、寮費・光熱費・食事の有無を必ず確認してください。
寮つきの場合、退職=住まいを失うことになります。次の住まいの当てがない状態で辞めると身動きが取れません。
語学ができると条件が変わる地域がある
ニセコ・倶知安エリアは海外からの来訪者が多く、英語が話せることが待遇に反映される職場があります。接客経験と語学が組み合わさると、選べる職場の幅がはっきり広がります。
一方、道東や道北の観光地では国内客が中心の職場も多く、語学より地域の知識や運転(送迎)ができることが評価されます。自分の強みが効く地域を選ぶという考え方が有効です。
よくある質問
- 北海道の観光・ホテルの仕事は通年で働けますか?
- 地域によります。ニセコ・倶知安・留寿都のように冬のスキーと夏のアクティビティが両立する地域や、洞爺湖・登別・層雲峡のような温泉地では通年の求人が出やすくなります。一方、夏だけ、冬だけ人が来る地域では季節労働になりやすいため、オフの数か月をどうするかまで含めて選んでください。
- 寮つきの求人は多いですか?
- リゾート地域では寮つきの求人が多くあります。北海道は冬の暖房費がかさむため、寮費・光熱費・食事が込みかどうかで手元に残る額が大きく変わります。ただし寮つきの場合、退職すると住まいも同時に失うことになるため、次の住まいの当てを持ってから動いてください。
- 未経験でも観光・ホテルの仕事に就けますか?
- 就けます。とくに繁忙期に向けた採用では未経験可の求人が多く出ます。接客経験、運転免許(送迎に使えます)、語学のいずれかがあると選べる職場が広がります。ニセコ・倶知安エリアでは英語が待遇に反映される職場もあります。
- 移住とあわせて働く場合、支援は使えますか?
- 使える場合があります。上川町のように移住者向けの家賃助成(月額最大2万円)や引越し費用助成(最大15万円)を用意している自治体があり、観光の仕事に就く場合も対象になり得ます。要件は自治体ごとに違うため、応募前に窓口で確認してください。